自分の身体を大切に

こんにちは。オンラインショップ担当の望月です。

私は幼いころ、よくケガをしました。それも決まって頭のケガばかりです。頭のケガは命にも関わるため、頭のケガをすると、しょっちゅう両親に心配をかけました。いまだに3針縫った痕(あと)が髪の毛をよけると見えます。

小学1年生のころには、自転車で坂道を下るときに、思わずハンドルから手を放してしまい、顔から地面に落っこちて、顔中が血だらけになったこともありました。次の日から、口の回りがかさぶただらけで、口を普段通りに開けることができず、友達が給食を食べているときに、私は母親が特別に用意してくれたお弁当を食べたこともあります。

何かにぶつかるときも頭からぶつかるので、たんこぶがよくできました。そんな私に母親は「頭は柔らかくて傷つきやすいから気をつけなさい」と注意し、ずいぶん心配してくれたことを覚えています。

ここで『ニューモラル 心を育てる言葉366日』10月10日”親孝行の第一歩”をご紹介します。
――中国の古典(『孝経(こうきょう)』)に、次のような言葉があります。
「身体髪膚(しんたいはっぷ)、これを父母に受く。敢(あえ)て毀傷(きしょう)せざるは、孝の始めなり」
私たちの体は毛髪・皮膚に至るまで、すべて親からいただいたもの。それを痛めたり傷つけたりしないようにすることが、親孝行の始まりであるという意味です。
私たちは、親祖先の存在があって、この世に生まれてきました。そして今日まで、その深い愛情の中で育(はぐく)まれてきたことでしょう。親にすれば、わが子はどんなに成長してもわが子です。社会的に高い地位を得て、経済的に豊かになっても、常に親はわが子のこと、中でも体のことを心配し、気づかう存在なのです。
その意味で、私たちはまず自分の健康に気をつけて、親に安心してもらうことが大切です。それが、親孝行の第一歩といえるのではないでしょうか――

成長するにつれ、頭のケガはなくなってきましたが、両親は常に私の体のことを気にかけてくれます。「太り過ぎだから注意しなよ」「お酒の飲み過ぎは健康によくないよ」等、心配は尽きません。両親を旅行や食事へ連れて行くことも親孝行の一つですが、まずはその前に、自分の健康に気をつけること、それも立派な親孝行です。その第一歩として健康管理に励もうと思う今日このごろです。
 

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