規則正しい生活を躾ける

 こんにちは。オンラインショップ「道徳の本屋さん」店長の佐野です。
政府の要請を受け、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために学校や幼稚園などが一斉に休みに入ってから、2週間が経ちました。わが家の小学2年生から2歳までの3人の子供たちも例にもれず、一日中、家で過ごす毎日です。

この生活の中でひとつ、いいことがあるとすると、朝の時間をゆっくり過ごせるようになったことです。いつもなら、学校や幼稚園に通わせるため、朝の決まった時間に子供たちを起こして、あわただしく朝食や登校・登園の支度をしていたのですが、その必要がなくなりました。

その結果、子供たちはいつもより30分から1時間ほど起きる時間が遅くなりました。そして昼間は外出を控えて、家にこもっている状況です。すると、どんなことが起きるでしょうか。夜の就寝時間が遅くなってしまうのです。朝、遅めに起きて、外遊びもせず、疲れなければ夜寝られなくなるのは道理です。寝つくのが22時や23時になる日もあり、そんなときには、つい子供たちを「早く寝なさい」と叱りつけてしまっていました。

ここで『親になる前から学びたい 安心の子育て塾』(田下昌明著・モラロジー研究所刊)の第4章「健やかな成長を願うなら」の中の一節を紹介します。
――規則正しい生活をしていると、それは子供が中学校や高等学校へ行くようになっても良い効果をもたらします。(中略)規則正しい生活を躾けておくと、その子が何歳になっても、たとえば夕食の時間なのに遊びに行ったまま帰ってこない、などということを防止することができます。それは、その子が非行に走ったりする可能性を少しでも少なくする作用をするでしょう。そのためには、まず親が身をもって規則正しい生活をやってみせなくてはなりません。(中略)子供に規則正しい生活の躾をするのは決して楽なものではありません。いや、それどころか、つらいものです。時には泣きたくなることもあるでしょう。しかし、ものは考えようです。「先に泣くか、後で泣くか」です――

この部分を読んでハッとしました。私自身、朝ゆっくりできるからと、ついつい夜更かしをしていたからです。「先に泣くか、後で泣くか」。子供が成長したときに泣かずに済むよう、自分自身の生活習慣を見直そうと反省する今日このごろです。

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