さわやかに生きることが「健康」
こんにちは。オンラインショップ「道徳の本屋さん」店長の佐野です。
突然ですが、この4月より、本を売るオンラインショップの店長から、本をつくる編集者になります。店長を拝命する前に行っていた雑誌編集に戻るというわけです。すでに3月上旬から徐々に編集業務の引き継ぎを進めています。
編集業務に就くということは、これまで以上にパソコン作業が増えるため、先日、眼鏡を新調しに行ってきました。ある眼鏡販売店で視力検査をしてもらったのですが、その検査中、店員さんから年齢を尋ねられました。正直に「今年で42歳です」と答えたところ、何やら納得した様子。そこから「どんなシーンでのご利用を考えていますか」と質問が続きます。
“最近の眼鏡販売店は、こんな詳細まで聞いてレンズを調整するのか”と感心しながら、質問に答えていき、手元からパソコンのモニターまでの範囲を想定した、目から「15cm~1m」までの文字にピントが合う眼鏡をつくってもらいました。“今どきはすごい技術があるものだ”と感心しきりだったのですが、受け取りの際の店員さんのひと言にハッとしました。
「最近は20~30代でも、スマホ老眼なんていうのがありますからね」
店員さんなりの配慮だったのでしょう。最後まではっきりとは言われませんでしたが、いつの間にか「老眼」になっていたのですね。
ここで『ニューモラル 心を育てる言葉366日』の3月8日「人生を輝いて生きる」の中の一節を紹介します。
――多少の病気や障害があっても消極的にならず、自分の可能性に目を向けて、さわやかに生きることが「健康」です。同様に、高齢になっても自分の可能性に目を向けて、他者の喜びのために自分の能力を生かしていきたいものです――
40代に入って、まだ数年ですが、30代と比べると体力的には無理がきかなくなってきている自分を感じています。少し前まではひと晩寝れば回復していた体力も、最近は朝起きた際に、なんとなく疲れが残っていることがあります。自分の「老い」を実感する場面です。しかし、どんなに嘆いても、現実は変わりません。体力や能力の低下を悲観するよりも、残された能力を前向きに磨くことが人生の充実につながるのは、言うまでもありません。まさに「さわやかに生きることが『健康』」ですね。
小学1年生で「遠視」と診断され、かけ始めた眼鏡。これまでに「近視」や「乱視」と診断されたこともあり、今回の「老眼」判定を受け、奇妙な達成感すら覚えています。これからやってくるであろう、さまざまな「老い」を悲観することなく受けとめ、周囲の人から「ああいう年の取り方をしたい」と思われるような後半生を過ごしたいなと思う今日このごろです。
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