勇気を出して、声をかけてみよう!

 こんにちは。広報課の仮家(かりや)です。

 我が家の娘が4月から中学生になりました。娘の通う中学校は、市内のA校とB校2つの小学校が一緒になり、約200名の新1年生がいます。入学式は4月に行われたものの、翌日から新型コロナウイルスの影響で休校。6月に入り、やっと学年ごとの分散登校が始まりました。
 登校日初日、私が仕事を終えて帰宅すると、娘から「どうやってお友達をつくったらいい?」と相談されました。詳しく話を聞くと、同じA校出身の人とばかり話をしてしまって、B校出身の人とは全く話ができなかったとのこと。私が「はじめまして、私は仮家○○○です。どうぞよろしくね。お名前教えて~! と話しかけてみれば?」と伝えると、それが恥ずかしいと言うのです。
 同性として、「急に話しかけて相手から変に思われないか」とか「相手から話しかけてくれたらいいな」と思う気持ちも分からないでもないですが、親として娘になんとアドバイスするべきか、悩みました。
 そんな時、部内朝礼で『ニューモラル 心を育てる366日』を開いて、たまたま目についたページにこんなことが書いてありました。9月6日「挨拶は人間関係の扉を開く鍵」の一文を紹介させていただきます。

――初めて顔を合わせる人とたったひと言、挨拶を交わしたことがきっかけで、その人と親しい友人になっていくこともあります。挨拶には、かたくなになった人間関係の扉も押し開く、不思議な力があるのです――

 今の娘にぴったりの一文が。「これだ!」と思った私は、帰宅してすぐ「勇気をもって『おはよう!』と一言で良いから話しかけてみよう。○○○ならできるよ。頑張れ!」と娘に伝えました。
 後日、私が帰宅すると「ママッ!! B校のお友達(Rちゃん)ができた~♪」と上機嫌で出迎えてくれた娘。どうやってお友達になったのか尋ねてみると、「勇気を出して話しかけた」とのこと。そして、自己紹介をしていくうちに、Rちゃんは娘が一番仲の良いお友達Wちゃんと幼稚園が一緒で、仲が良かったというのです。Wちゃんの話で盛り上がり、その後はRちゃんを通してB校出身の人とも少しずつ話をするようになったとのこと。
「これで、彼女の中学校生活は楽しくなるな!」とホッとする母なのでした。
 新しい環境に飛び込むときは、期待と不安が入り混じるものですよね。そんな時は、勇気を出して声をかけてみませんか? きっとその一言で、素敵な出会いが広がりますよ。