コロナの今考えたい!家族と一緒の「休日の過ごし方」

こんにちは。広報課の高木です。今回は仕事でブラジルを訪問した時のエピソードをご紹介いたします。

ブラジルで聞いた、日系人の皆さんの「休日の過ごし方」は「家族と一緒」が当たり前だった!!

今年も早いものですでに半年が過ぎましたね。

上半期に猛威を振るった新型コロナウィルスの影響で、日本では多くの人が外出自粛・テレワークを経験しました。

四六時中、家族が家にいるため、ストレスがたまったという人もいると思いますが、「夫婦間・親子間の会話が増えた」「父親が子供の勉強を見るようになった」など、家族の結びつきが強まったという良い側面の話もたびたび耳にします。

家族の結びつきといえば、以前、数週間滞在したブラジルで、日系人の皆さんから聞いた「休日の過ごし方」の話が印象に残っています。

ブラジルで私が会った日系人の皆さんは、、、

  • 好きなサッカーチームをスタジアムで応援するときには家族全員で行く。もし誰かが行けない時にはテレビで応援する
  • 奥様同士の集会があるときは、旦那様方も同行して厨房で昼食の準備をする
  • 子供たちも友達との遊ぶ約束よりも、家族との予定を優先する

というように、“休日は家族で過ごす”、“何をするにも家族と共に”が当たり前、
と考えている人が大勢いました。それもとても自然に楽しんでいて、一緒にいる私もうれしくなってくる雰囲気でした。

逆にブラジルの日系人の皆さんからすると、、、

  • 休日に子供が一人で習い事に行く
  • 家族がそれぞれの部屋で、読書、インターネット、ゲームなど好きなことをして過ごす
  • 仕事が休みの父親が部屋でゆっくり(ゴロゴロ)している

という、私の家でよく見かけるような日本人の休日の過ごし方はあり得ないことなのだそうです。

家族で過ごす時間が少なくなる休日の習い事などはやめさせたほうがいい、とまで言われてしまいました。(意見には個人差があります)

文化や習慣が違えば考え方も違うため、どちらが正しいということはないでしょう。

それでも、日系人の皆さんが家族と共に過ごす姿は、自然体の笑顔が溢れ、素敵だなと感じたことを今でも忘れられません。

家族と一緒の「休日の過ごし方」とは?

さて、緊急事態宣言が解除されもうすぐ2か月。

私たちは新しい生活様式を模索している最中ですが、せっかく強まった家族の絆を大切にし、休日には引き続き家族で過ごす時間を積極的に持つようにしていきたいですね。

では、どんな過ごし方がいいのか?

その過ごし方に正解はないと思います。

ただ、家族に自然体の笑顔が溢れていることが大事かもしれません。

かつて、私がブラジルを訪問したとき、
他人の私でさえも「この人たちと一緒にいて、楽しい」と思えたのですから。

自然体の笑顔の持つパワーは、伝染していき、家族を明るくします。

ブラジルで活躍する日系人に学ぶ

さて、ここで、ブラジルに生きる日系人の方々について書かれた

『ジャポネース・ガランチード――希望のブラジル、日本の未来』
『ブラジルに流れる「日本人の心の大河」』(共に丸山康則著)
2冊を紹介します。

ブラジルには「ジャポネース・ガランチード」、すなわち「信頼される日本人」という言葉があります。

約束は必ず守る、仕事は最後まで責任を果たす、借りた金銭はきっちり返す、日本人なら大丈夫。

そういう絶大な信用を、遠く離れたブラジルで築き上げてきた日本人やその子孫の話が盛りだくさん。彼らの姿に学ぶことはたくさんあります。ぜひご一読ください。