人間関係に悩んだので「2:6:2」を参考にした

こんにちは。システム担当の村上です。個人的に数字と法則が好きです。
今回は、2:6:2の法則を知ると気持ちがずっと軽くなりましたよー!
ということについて書きます。

 

先日、木漏れ日の中で「ありんこ集団」を眺めてましたときに感じたことです。
ある「おすすめ方法」を実践中なのですが、なかなか良いので最後におまけでご紹介します。

 

 

2:6:2の法則って何だ?

「2:6:2」って聞いたことありますか?

パレートの法則(80:20の法則)の亜種で、働きアリの法則(働きバチの法則)とも言われます。
世界のものはすべて2:6:2に分けると説明できるかもしれない! というものです。

 

2:6:2の法則(働きアリの法則/働きバチの法則)

・働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
・働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割は働いてない。
・よく働いてる。ただ動いてる。働かない。これらアリの割合は2:6:2となる。

WIKIを参考

 

この法則を少しばかり拡大解釈して「実生活でも同じだな」と仮定しておくと、かなり楽ちんです。

法則が正しければ、仮に自分が頑張っても、努力しても、何もしなくても、とにかく何をしていても評価の割合は変わらず「2:6:2」ということになります。

その評価を「好感度」程度としてみますと、

好き・・・(2)
普通・・・(6)
嫌い・・・(2)

という割合に収束します。

 

感情を変化させる「とらわれの意識」について

感情を変化させるところでは、

好き・・・(2)
嫌い・・・(2)

の評価があります。

ここに意識を向けると、それぞれ感情に訴えてきます。

好き→嬉しい(自分の感情)
嫌い→嫌だな(自分の感情)

 

相手の立場からすると、向けた意識(光)は逆光です。
逆光って、樹木の木漏れ日と同じ。

影となる場所から光を見るとキラキラしててとても綺麗。
そして心地よい。

この木漏れ日のキラキラ感が、

好き・・・(2)
嫌い・・・(2)

を評価してくれる人たちが味わう感覚だとしたら、、、
とても心地よいです。→あなたに存在を認められたから。

良くも悪くも、です。

 

じゃ、もしそこに意識を向けなかったら??

もしそこに意識を向けなかったらの社会実験。


対象はどうなってしまうのだろうか・・・?


社会実験しなくても「Google検索エンジン」にヒントがありました。


答え:見えなくなってしまう(存在を見ない)。

 

 

Googleの検索エンジンが成功した理由

成功した理由は「最も適切な情報」だけにコミットしたから。

世の中のWebにある情報は玉石混交です。
2:6:2で考えると、

良質な情報・・・(2)
普通な情報・・・(6)
粗悪な情報・・・(2)

で構成されます。

検索エンジンとは、世界中の玉石混交サイトから検索キーワードをもとに適切に回答してくれるものです。Googleは、粗悪な情報・・・(2)に光をあてないよう改良し続けてきたことで、世界の92.7%の人が好んでGoogleの検索エンジンを使っています(2020年10月現在)。
こちらも参考になります 検索エンジンの歴史図解

Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share

「赤」がGoogleです。折れ線グラフ見ると、突き抜けてますね。

 

Googleの検索結果は、良質なコンテンツ順に一覧で紹介されます。

良質な情報・・・(2)が上位表示。
普通な情報・・・(6)は検索結果として後続表示。
粗悪な情報・・・(2)はどれだけ探しても、表示されず。

検索結果の最終ページはこんな表記で終わります。

最も的確な検索結果を表示するために、上位 240 件と似たページは除外されています。

 

除外???

 

なんと、、、そもそもの対象からハズしてます。

 

粗悪な情報・・・(2)は検索ニーズに不要だから除外。ヒットもさせない。
→ひょっとして、最後の2割は良質な人生において不要なのかも、、、ですね。

 

不要な物には光を与えないで検索ユーザーの利便性だけを追求し続ける姿勢、
この姿勢はWeb検索するユーザーにとって有り難いです。

 

Googleの検索エンジンの仕組みについて

 

日常の人間関係を考えてみる

2:6:2の法則でまわりを見渡しますと、ありのままの自分が存在するだけで、

好きと思ってくれる人が 2割
いつも普通な感じの人が 6割
嫌いと思ってくれる人が 2割

という構成になります(再掲)。

 

極端に言うと、
2割はどんなヘマをしても好いてくれる。
6割からは空間景色として見られている。
2割にはどんな行動をとっても嫌われる。

 

 

ということであれば、、、

 

 世の中には無条件で好きでいてくれる人が2割もいます。

 

すごくないですか?これは安心です。
→どんなときにも味方がいる。

 

 

まとめ:ということで2:6:2という不思議な法則でした。

2:6:2で分けると「法則」視点でモノを見ることになるので、視界が広がりますね。
たったこれだけで、今よりずっと楽になれるはず。。。

 2:6:2の法則に従って機械的に分別してみよう。

 自分を責めるのはもうやめよう。←あまり意味がない。

 心が緊急かつ急降下中であれば嫌なものにフタしよう。

あとは良心にしたがって自分らしく生きるだけ、です。

 

けれど、少し心に余裕があるのなら、、、どん欲に行こう!

もし心に余裕があるのなら、、、フタをするのはもったいない。
→それ、学びの「価値ある素材」にしてしましょう!

相手は人生をかけてやってきます。
なので人生をかけてお相手しましょう。

 

人生の学びにしてしまう方法。

ヒントはこちら。

人間は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せになるのだ。

ウィリアム・ジェームズ

コツは「先に歌ってしまおう!」です。

 

普通はこちら。

普通:何かがあって、感情が生まれる(事象→感情)。

 

どん欲になるならこちら。

コツ:感情が先。何かあっても感情の維持を優先(感情→事象)。

2:6:2を問わず、すべて「ほがらかな感情」で居座る、です。

 

手順の概要説明です。

自分で感情を決めてしまう(ほがらか、がベスト)

気分的に結構いい感じなので、継続したい衝動が起きる

なので、仮に心地よくない事象が起こったとしても、、、

今の感情を維持するためにどう受け止めようかなー。

という思考の繰り返し。

 

例えば、もし心地よくない事象に出くわしたら、

 結局は2:6:2だしね・・・
   ↑過去と相手と環境は変わらないので諦める。

 へー、そういうやり方ってあるんだ、勉強になるなー
   ↑学びにしてしまう。

 あなたに光はあてないけど他でもそうなの?相談にのるよ!
   ↑勝手に配慮する立場になってみる。

と考えてみる(世俗案です)。

「朗らか」を続けたいゆえ、こんな考えがコンコン湧き出ます(個人差あれど経験して思ったこと)。

 

おまけ

考え方を変えると2:6:2のすべてから「学べる」心をつくれます。
→このあたり『考え方を変える』にヒントがありますのでご一読を!

「考え方」を変える

嫌悪感や非難する思考から「補充してあげる」思考に変えるべき理由はこちらに書かれてます。
→『最高道徳の格言』収録「他人の欠点われこれを補充す」

最高道徳の格言

発展的に考えるとモラロジーを学習→実行すると効果的。
人間は感情の生き物と言われますが、その心を科学した学問がモラロジーです。

モラロジーQ&A

目下、これら自分の心で社会実験中でして、結果については追ってご報告する予定です。
最後までお読みくださりありがとうございました。