新緑の中で

こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

モラロジー研究所のキャンパス内も、眩しいくらいの新緑です!

創立者の「仁草木に及ぶ」という精神が、

受け継がれてきたキャンパス内の緑。

散歩をするだけで、植物たちの生命力と、

同時に人々の温かな心遣いが伝わってきます!


(記念講堂の屋根を抜けるソメイヨシノ)

さて、キャンパスから近い場所に、

住宅地の中でポツンと残る森があります。

この地元の緑を、10年、50年、

もっと先まで残そうと活動している人々がいるのです。

残された緑に価値を見いだし、

全身全霊を傾けてこの課題に挑む人々の熱い想いに惹きこまれ、

いつしか私も足を運ぶようになりました。

以前、出版部日記でもご紹介したことのある、

鍵山秀三郎先生の著書『凜とした日本人の生き方』から、

一節をお届けします。

「人生を価値あるものとするために、一番大切なことは何でしょうか。

知識を高めることでしょうか、それとも財産を増やすことでしょうか。

私は“後世に伝えるもの”を持つことだと思います。

後世に伝えるべきものを何も持たず、

自分の都合ばかり考えて生きる人生ほど、

味気ない人生はありません」(抜粋)

住宅地の中の森を後世に残していこうとすることは、

私が当初思っていたよりも、はるかに難しいことでした。

鍵山先生のお言葉に激励を受けた気がします……。