8月に思う

こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

8月9日は長崎原爆の日。

今年で、戦後72年です。

 

私にとって身近な戦争体験者は祖父母。

戦時中は一体どうしていたんだろう……

そう思ったことはありますが、なかなか聞けずにいました。

つらかった記憶を、私の興味本位で聞き出すようで

迷いがあったからです。

 

先日、市内の老人会により作られた

文集『忘れえぬ日々 戦後70年の思い』を読みました。

この文集の寄稿者は38名。

その中に幼馴染のお父さんの名前もあり、

5歳のころの空襲の記憶について綴られていました。

また、別の方の手記には、大阪大空襲の際

焼夷弾で両目を負傷した母親の手を引いて無我夢中

で歩き回ったという10歳のころの体験も。

 

私にも、現在10歳になる子供がいます。

「ああ、ちょうどこの子の年齢。もしかしたら母親

は今の私より若かったかも……」

そう思ったら、こらえきれず涙があふれてきました。

 

『れいろう』8月号の白駒妃登美さんの

なでしこ歴史物語」では、

原爆投下からたった3日後の広島に、復旧の

一番電車を走らせた少女たちの話が載っています。

 

復興をなしとげ、次の世代へ命をつないだ先人たち。

そして現在も、平和への願いを次の世代へ託す取り

組みが続けられています。

私も折に触れては、こうした文集や記事を

子供と一緒に読み、先人への感謝の念を分かち合いたいと思います。