おじちゃんの「いきいき人生」

こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

子どもの頃からのお付き合いで「おじちゃん、おばちゃん」と呼んでいる近所のご夫婦がいます。

 

4年前のある日、おばちゃんからこんな話を聞きました。

「今度ね、おじちゃんが喫茶店を始めることになったの。

2人とも店を出すなんて、まったく経験がないし、

私は身体の調子が戻ってきたばかりだから、どこまでサポートできるか不安もあるのだけれど……。

なんてったって、おじちゃんがイキイキしているのよ!」

 

そうして、3年前に店がオープンしました。

初めの1年は、店が混んでも混まなくてもヘトヘトな毎日。

その中でも、ご夫婦でアイデアを出し合い、二人三脚で乗り越えてこられました。

 

つい先日のことです。

「おじちゃんの作った唐揚げは美味しいな~!!

それにしても、まったく違う職種から喫茶店を開くなんて、そうできることじゃないよね。すごいね!」と私が言うと、

「職場の友人が亡くなった時、いろいろと思うことがあったんだ……。

実は、喫茶店が子どもの頃からの夢で、ずっと挑戦したかった。

定年まであと少しだったけど、

ちょうど自分の仕事に一区切りついたタイミングで、動くなら今しかないと思ったんだよね。

料理は子どもの頃に母から教わって、ずっとやってきたことだから、これは“お母ちゃんの味”。

喫茶店というか、ここは家庭料理の定食屋って感じだな~」と、おじちゃん。

 

田中真澄さんの著書 『田中真澄のいきいき人生戦略』 から、一節をご紹介します。

――ロングランの人生をいきいきと歩むためには、

サラリーマンとして現在の与えられた仕事をこなすだけに盲目的に生きるのではなく、

今の勤め先を去っても生きていけるだけの用意を常に心がけておくこと、

併せて、長く生きていけるだけの経済的な地盤と、

しっかりした家庭を築いておくことが大切である――

 

家庭の味で新しい道を歩き始めた、おじちゃん。

おじちゃんの一番の応援団長の、おばちゃん。

ステキなご夫婦です。