「つながる」

こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。
“自分はいったい何がしたいのかよくわからない。何の取り柄もないしな~”
と、ただただ焦っていた20代。

そんな私に、
「自分の中につながってごらん。すべての答えはそこにあるから。
本当のあなたは、そんなことで焦って悩むような存在ではないから」と友人。

「自分につながるって? 」と私。

「外の現実に意識を向けないで、現実を見て感じる心に意識を向けてみて。
どんな自分がいたとしても目を背けず、じっと観察するの。
そこに、次の自分へつながる扉が隠れているから。
幾重にも扉を閉めているから気がついていないだけで、すべてが自分の中にあるよ。
だから、自分の中からすべてとつながっていける……。
人間って、そんな存在だと思うの」
筑波大学名誉教授・村上和雄さんの著書『いのちの素晴らしさ~あなたの遺伝子が目覚めるとき~』から一節をご紹介します。
――この生き物にとって最も大切な遺伝子の暗号は、全生物の共有・共通で、同じ遺伝子暗号を使っています。ですから大腸菌は、ヒトの遺伝子暗号を解読して、ヒトのホルモンとか酵素をつくることができるのです。遺伝子暗号が共有だということは、長い歴史から見れば、生きとし生けるものは、みんなきょうだいか親戚かご先祖様であって、遺伝子暗号でつながっています。私たちは森へ行けば心が癒されます。花を見たら「きれい」と感じ、動物を見れば何となく親近感を覚えます。これは同じ遺伝子暗号を使っているからではないかと思います。つまり、生き物はすべてつながっているわけです――

“自分の中からすべてとつながっている”
あの日の友人の言葉を、ふと思い出した小林です。

 

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