森の憲章

こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

地元の森の保全活動に参加しています。
この森の保全活動の始まりについて、先輩が次のような話をしてくれました。

「この森の魅力に気がついた近所の方たちが、自然観察会をよく開いていたの。自然観察会から、いろいろな方に森の魅力がどんどん伝わっていったのよ。
地権者の方も“自然環境を保全したい”という強い思いをお持ちになっていた。
だから、保全団体を作る話が持ち上がったとき、地権者の方からすぐにご承諾をいただくことができたの」と。

現在、この森は柏市の公園(都市緑地)として一般公開されている1.7ヘクタールと、地権者の所有地(民有地)で構成されています。

“自然環境を保全するために残したい森”。
その目的のため、公園として一般公開された際に“憲章”が掲げられたそうです。
この森で活動する複数の団体は、この憲章を共通の指標としています。

『道経塾』114号の特集から一節をご紹介します。
――廣池は「大法は心にあり小法は形にあり」という格言を遺しました。
「大法」とは「精神的にて永久的性質を帯ぶるもの」であり、「小法」とは「物質的にて一時的性質を帯ぶるもの」です。
「企業とは環境適応業である」といわれる昨今。
経営における「大法」である精神が受け継がれているなら、事業や組織という「小法」は、時代や環境に合わせて柔軟に変わっていいのではないでしょうか――

先月、私が所属している保全団体の総会が開かれました。
そこで本年度は、市民ボランティアの団体から特定非営利法人(NPO)をめざすこととなったのです。

憲章を精神に……。
そして、NPO化によって大きな飛躍を遂げられますように……。

 

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