今が最高の喜びの時
こんにちは。オンラインショップ担当の益田です。
昨日、お気に入りのお洋服屋さんに、春ものを買いに行ったときに考えたことがあります。
私は以前、ショップ店員として店頭に立っていたことがあります。
ですから、働くスタッフさんたちの気持ちがとても分かり、お気に入りのお店に行くと、客としてよりもスタッフとして店頭に立っているような気になります。
お客様がいない、活気のないお店に入っていくのは勇気がいるもの。
現役スタッフ時代には、お客様がお店になかなか入ってこないとき、接客のトレー二ングを兼ねてスタッフ同士がロールプレイングを行い、お店の活気を出してお客様の入店を促していました。
昨日も接客をしてもらっている最中にほかのお客様が入店してきたので
「私がいるときにほかのお客様が入ってきたら、私の相手は後でも大丈夫だよ」と話しました。
私はこのお店のことを気に入っているので、店員さんには初めてそのお店に入店された方や、なにか探し物をしている方のお手伝いをしてもらいたいのです。
ロールプレイングでの活気出しについて、お店のスタッフさんと話したことをきっかけに、スタッフが1つのチームとして「予算達成」の目標に向かい、充実感に満ちた日々を送っていた店員時代の記憶がよみがえりました。
それは私の提案する商品やサービスを通じてお客様の幸せそうな笑顔をたくさん見ることができる、やりがいと喜びに満ちた良い思い出、素敵なひと時でした。
小売企業在籍中には、勤務時間が長く自分の時間が足りない、休みが不定期、立ち仕事・力仕事が大変など、いく度となくつらい思いをし、辞めたいと悩んだこともありました。
しかしその中にも、かけがえのない大切な経験をたくさんしていたことを思い出しました。
ここで、望月幸義さんの著書『「考え方」を変える―喜び多き人生を築く』から一節をご紹介します。
――幸せとか喜びが現在にあり、これらを自分で作っているとすれば、理想的に言えば「今が最高の喜びの時」ということになります。「今・ここ」で、最高の喜びをつくることのできる人は、天才的に喜びをつくることの上手な人です。――
望月先生の「今が最高の喜びの時」という言葉は、まさしくその通りなのだとあの時の経験を回顧して痛感しました。
今、この瞬間では、つらいと思うことの中にも実は喜びの種がかくれているのでしょう。
後になって思い返せば、かけがえのないひとときになるのだと思います。
出版部の営業課員として日々邁進していますが、業務に就いているときも「最高のよろこびのとき」と思い、一つひとつの事柄を大切に重ねたいと思います。