子供と語り合う「道徳の時間」
商品情報
子供と語り合う「道徳の時間」

教師も生徒も、「新しい目」が開かれる授業を 。

寺門 光輝 著

四六判 128頁

ISBNコード:978-4-89639-213-5

商品説明

教師も生徒も、「新しい目」が開かれる授業を

小中学校での子供の教育や大学での教員養成等を通して、70年以上の教師生活を送ってきた著者。人生93年を経た今、世の中の多くの人々と学び合いたい「人間の本当の生き方」を語る。

【主な内容】

第一章 新しい目を開く「道徳の時間」 ―― 学校教育への提言
•「道徳の時間」設置から半世紀を経て
•「宗教」を切り離した日本の教育
•教えるべき「生き方の基本」
•死はゴールではない
•人間の本当の姿
•道徳教育の要として ―― 補充・深化・統合・交流
•「道徳の時間」はこんな時間にしたい

 主題(1)「青の洞門」(小学校高学年〜)
1.人は変わるものである
2.「良心」とは何か
3.「高い志」と「一つのことをやり抜く意志」
4.子供に何を気付かせ、心に何を植えつけるか

 主題(2)「挨拶の力」(小学校高学年〜)
1.“おや?”と思わせる授業を
2.教師自身の実践を大切に
3.具体例から「心づかい」の問題へ
4.どこまで主題を深めるか
•「最高」をめざして
•「新しい目を開く授業」「心に響く授業」とは

第二章 子供の心にはぐくむもの ―― 家庭教育への提言
•家族だからこその「気まずい空気」?
•「寒いね」と言われたら……
•「あ、そう」 ―― 受容・共感の一言から
•怒らず、褒めよ
•人生と子育ての目的
•日々、心の「修養」を
•心を清める言葉
•大切にしたい「昔からの生活習慣」

第三章 九十年を生きて「人生の真の幸せ」を思う ―― これからを生きる青年たちへ
•自分の体に流れる「血」を思う
•家庭ではぐくむ「畏敬の念」
•「心を割って話し合える異性」の存在
•一人ひとりを尊重する教育
•「師」との出会いを求めて
•基本の徹底で自信をつける ―― 「寺門式ひらがな指導法」を例に
•深く考える ―― 「健康で文化的な生活」とは
•「幸福」「希望」の真の意味
•「人間の本性」を理解する ―― ここからはじめる「修養」
•喜びの多い日々を送るために

あとがきに代えて――新しい教育の流れを追い風に

【著者略歴】
寺門 光輝(てらかど みつてる)

大正7年(1918)、茨城県生まれ。昭和13年(1938)、茨城県師範学校を卒業し、水戸市立五軒小学校訓導となる。以来、県内の小中学校に勤務し、茨城大学教育学部附属愛宕小中学校教頭、茨城県教育委員会指導主事、大宮町立大宮小学校校長、茨城県教育委員会教職員第一課長等を歴任。52年11月、教育功労者として文部大臣より表彰を受ける。53年4月、水戸市第二中学校校長を退職。このころからモラロジー研究所の講座を受講、研修を始める。57年携わる。平成元年(1989)、勲五等瑞宝章を受章。現在、茨城キリスト教大学名誉教授、公益財団法人モラロジー研究所参与・客員講師。