アナログな私が「ブログ」に初挑戦! 最近感じていることをお話しします。

 はじめまして。「道徳の本屋さん」の下田です。
 仕事でパソコンを使っていますが、おそらくものすごくアナログな私。SNSなどにほとんど興味がなく、「ブログ」というものも言葉をなんとなく認識していた程度。その私が、なんとこのたび、ブログを「書く」ことになりました!!

 

 いざ「書く」となったら、こんな疑問が……
ブログって何を書けばいいんだろう?

 そこで早速、検索してみました(アナログな私でも、そういう使い方はできます)。

 調べたことによると、Webで公開される日記のような扱いで、書き方も決まっているわけではないとのこと。なので、私も気負わずに最近感じていることを書かせてもらおうと思います。
 

「出社する必要ありますか?」というキャッチコピーにもの申す! 「出社する魅力、あります!」。

 今年は新型コロナウイルスが流行し、感染を避ける手段としてテレワークやリモート会議などが推奨されています。感染対策として、やむを得ないテレワークは必要です。パソコンと通信環境があれば、自宅であってもかなりの仕事は可能ですから有効な手段ですよね。

 でも、私はあえて言いたいです。「出社する魅力、あります」
 

皆さんは、“メールって難しい”と感じられた経験はありませんか?

 業務連絡ならたいして問題ないと思いますが、意見を求められたときに微妙なニュアンスが伝わらず誤解を与えてしまったり……。そういう局面に立たされたとき、やはり面と向かって話をしたいと思ってしまう私です。

 先にもお伝えしましたが、私はアナログ人間です。
 と申しますか、アナログの方が好ましいと感じています。

 その場を包む空気感とでも言いましょうか、
“合う” “合わない”はあるにせよ、同じ空間を共有する人間関係には、やはりリモートのように離れた場所の人間関係では代え難い、コミュニケーションが生まれるのではないかと。

 

 このコロナ禍で、そんなモヤモヤした思いに一筋の光を差し込んでくれた本が、上甲 晃さんの『人間として一流をめざす―心を育てる教育とは何か』という本でした。

松下幸之助さんのそばにいた著者だから語れる逸話がたくさん詰まった本です

 うーん。タイトルからして固そう? と、思われた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実はそうでもありません!
 

ざっとご説明します

 さまざまな経験の積み重ねが人間の心を育てる。自らの体験から考えて学ぶことの尊さのようなものを、考えさせてくれる本です。
 時は、昭和のアナログ時代。松下政経塾で掲げられていた「自修自得」「万事研修」とはどんなことなのかがエピソードと共に語られています。

私は読みながら、気持ちは政経塾の塾生であり、著者と関わった若者たちの一人でした。驚いてみたり、頷いてみたり、ちょっと笑ってしまったり、涙ぐんだり。
 

 嗚呼、やっぱり人は、実体験から影響されることが大きいんだよなぁと、あらためて感じさせられました。

 なんだか、アナログの良さを感じるのです。
 

新型コロナウイルスにより「不便」で「不自由」だからこそ、実に輝いている人々から勇気をもらいませんか?

 今は新型コロナウイルスによって人々の行動は制限され、自由に人と会うことさえもはばかられるような日々を過ごさなければなりません。出口の見えない長いトンネルの中にいるような気さえしてしまいます。

 そんな時だからこそ、実際に会うことができる人と交わすコミュニケーションは貴重なものですよね。
 感染対策や配慮を十分にしながら、この機会をありがたく思う気持ちを大切にしたいものです。
 「出社する必要ありますか?」もいいですが、そんな魅力にも目を向けたいですね。

 一日も早く、このコロナ禍のトンネルを抜け出して、明るい社会で人とつながりあえる日が戻ってくることを共に祈りましょう。