生涯学習ブックレット　いのちの素晴らしさ

村上 和雄 著

A5判 64頁

ISBNコード:978-4-89639-025-4

遺伝子研究の第一人者が、遺伝子の驚異的な働きを紹介しながら、潜在的に眠っているよき遺伝子を目覚めさせるヒントは心づかいにあることを説く。

【主な内容】

•はじめに
•京都大学のアメリカンフットボール部
•アメリカの大学の厳しさ
•プロ意識が必要な日本の大学
•隣の大先生と私の給料が同じ
•なぜ高血圧になるのか
•生活習慣病
•高血圧の原因レニンが純粋になった
•ドクター三万五千頭
•大きな壁
•パスツール研究所に敗れる
•敵情視察
•ナイト・サイエンス　　　　　など

【著者略歴】

村上 和雄（むらかみ かずお）
1936年生まれ。筑波大学名誉教授。63年、京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻博士課程修了。同年、米国オレゴン医科大学研究員。68年、京都大学農学部助手。76年バンダビルト大学医学部助教授。78年筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に取り組む。83年、高血圧の原因である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功し、その世界的な業績は世界の注目を集め、90年、マックスプランク研究賞受賞。94年より筑波大学先端学際領域研究センター長を務めた。96年、日本学士院賞受賞。著書に『バイオテクノロジー』（講談社）、『科学は常識破りが面白い』（光文社）、『生命の暗号』『人生の暗号』（サンマーク出版）など多数。