ありがとうの花~学校のちょっといい話~


『花さき山』の絵本を使って道徳の授業をした後、自分の花を咲かせようと教室の後ろに模造紙を貼りました。自分が良いことをしたとき、友達の良い所を見つけたときに、 花(自分の名前と内容を記載)を貼っていくのです。
誰かが「○○ちゃん、遊びに誘ってくれてありがとう。」と花に書いてあるのを発表しました。
翌日、休み時間の教室からAちゃんの姿が見えなくなりました。
その日の帰りの会で、「Aちゃんが遊びに誘ってくれました。
ありがとう。」と紹介され、花が貼られたのです。休み時間にいつも静かに読書をしていて、遊ばなかったAちゃんが、それからは、外へ出て遊ぶようになり、学校でもよく笑い、おしゃべりをする子になりました。

(『学校のちょっといい話』より)