生命の連続性、世代の継承――「国家の縦軸」を見つめる
八木 秀次 著
A5判 64頁
ISBNコード:4-89639-091-1
「国家の縦軸」の重要性をいかに自覚するか……
保守主義の立場から旺盛な言論活動を行う著者が、生命の連続性、世代の継承、国家の連続性という「国家の縦軸」の視点から、日本の教育・家族・道徳について提言する。「国家の縦軸」の重要性をいかに自覚するか。それが国家が再生するか、衰退するかの分かれ目である!!
【主な内容】
•「改革」の背景にあるもの
•基づいているのはロックの「社会契約論」
•「伝えたれていること」の価値
•過去をどのように踏まえて、前に進むか
•保守主義とは「縦軸の哲学」
•「国家の連続性」否定に基づいている日本国憲法
•「国家の縦軸」五つの重要点
•国家の縦軸を否定する潮流
•国家が再生するか、衰退するかの分かれ目
•アメリカの「基本に返れ」運動
•日本の教育に学べ―『ザ・ブック・オブ・バーチューズ』の刊行
•イギリスの「教育黒書」運動
•教育こそ国家再生の要
•国を挙げて教育水準の向上をめざす
•伝統的家族の強化
•規律なき教育
•失われた十年―教育の衰退・家族の崩壊
•注目すべき松山市の「子ども育成条例」
•国家再生の哲学
【著者略歴】
八木 秀次(やぎ ひでつぐ)
1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。専攻は憲法学、思想史。現在、高崎経済大学助教授、慶應義塾大学講師。2002年、第2回正論新風賞受賞。「保守主義」の立場からの旺盛な言論活動で論壇の注目を集めている。著書に、『論戦布告』(徳間書店)、『反「人権」宣言』(ちくま書房)をはじめ、共著に『論考憲法学』『日本国憲法論』(以上、嵯峨野書院)、『国を売る人びと』『教育は何を目指すべきか』(以上、PHP研究所)、『歴史と文化が日本をただす』(モラロジー研究所)などがある。