日本の心を伝える伊勢の神宮
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日本の心を伝える伊勢の神宮

失われつつある日本人の原点がここにある

山中 隆雄 著

B6変型判 128頁

ISBNコード:978-4-89639-146-6

商品説明

失われつつある日本人の原点がここにある

伊勢に生まれ育った著者が、伊勢の神宮の伝統的な神事を通して、歴代天皇に受け継がれている大御心の存在を述べます。また、その根底にある日本民族の心の流れを再確認するとともに、歴代の天皇が掲げられた “理想の国づくり” を今日まで受け継いでこられた皇室の存在意義を示します。日本民族の精神を受け継ぐ原動力が伊勢の神宮に連綿として受け継がれています。

【主な内容】  

刊行に寄せて ―――― 松浦 勝次郎

第一章  戦後教育の弊害
•「日本人やから、お伊勢さんが大好きや」
•日本を知らない日本人
•日本の弱体化を図った占領政策

第二章  歴史の原点としての神話
•神話が今でも生きている国
•神話は民族の刷り込み現象
•神話と歴史がつながる日本
•大和言葉の存在
•天孫降臨と天皇
•常にそばに置いておくという教えを守り続ける
•新嘗祭で初めて新米を召し上がる天皇陛下
•日本のお米を召し上がって天皇陛下に即位される大嘗祭
•米国民を感動させた昭和天皇の渡米
•「今年のお米は大丈夫か?」
•伊勢の神宮のご鎮座の理由

第三章  神宮におけるお祭り
•神宮で最も大切な神嘗祭
•千五百年続く「日別朝夕大御饌祭」
•真心を込めて神に仕える
•「日別朝夕大御饌祭」の意義を認めた本居宣長と橘曙覧
•式年遷宮とは
•国が生まれ変わる最大最高のお祭り
•脈々と伝わる日本の技法
•万民の幸せを祈願する神宮の諸行事
•天租の御心を具現された昭和天皇
•廣池千九郎博士と伊勢の神宮
•宇治橋は聖なる神域への入り口

第四章  人を敬う心、偉大なる物を畏れる心――失われつつある心の大切さ

•人の特性を具えてこそ価値がある
•「畏敬の念」が凝結する場所
•偉大なものは”見てござる”
•美しい心で敬虔に奉仕する ―― 神官に対する地元民の思い
•父の存在が「敬う心」を芽生えさせる

あとがき

【著者略歴】
山中 隆雄 (やまなか たかお)

昭和8年(1933)、三重県伊勢市に生まれる。(株)勢乃國屋社長・会長を歴任。伊勢商工会議所常任員、伊勢市観光協会会長など多くの要職を歴任。皇學館大学監事、モラロジー研究所参与・社会教育講師。主な著書は『廣池千九郎と伊勢神宮』(モラロジー研究所)。