日本再生と道徳教育
商品情報
日本再生と道徳教育

”心の力”で未来を拓け!

渡部 昇一・梶田 叡一・岡田 幹彦・八木 秀次 共著

四六判 並製 171頁

商品説明

国家の最重要課題となった教育再生

4人のオピニオンリーダーが、誇りある日本人を育てる道徳教育のあり方を提言する。モラロジー研究所の「教育者研究会」50年記念出版。

【主な内容】

「肚」をつくる道徳教育(渡部 昇一)
•「怪力乱神を語らず」
•明治維新で揺らいだ道徳教育
•道徳問題を解決した「教育勅語」
•古今を通じて、どこでも通用した「教育勅語」
•敗戦によって排除された「教育勅語」
•道徳の基準を失った戦後の日本
•伝統を大切にする
•子供たちに「いい話」を聞かせよう
•子供たちの「肚」を育てよう

真の「生きる力」とは(梶田 叡一)
•三世代のつながりの中で
•人間は一人では生きられない
•震災に見た「日本人の道徳力」
•道徳教育の今 ―― 学習していること・学習すべきこと
•道徳教育に「パーフェクト」はない
•「ゆとり」以後の日本の教育
•「我の世界」と「我々の世界」
•「自己内対話」を支える言葉の力
•「信濃教育」の伝統に学ぶこと
•「我の世界」を深める古典の力
•「人格の感性」をめざす教育を

吉田松陰 ―― 「日本人の魂」の教育者(岡田 幹彦
•子供は「すばらしい日本の話」を求めている
•日本の歴史の二つの謎
•幕末の危機と吉田松陰
•海外渡航の挫折と幽囚
•野山獄での猛烈な読書生活
•松蔭の感化力 ―― 同囚に向けた思いやり
•松下村塾 ―― 松蔭が教えたこと
•至誠にして動かざるものはいまだこれにあらざるなり
•深まる危機 ―― 通商条約締結と安政の大獄
•吾輩ほど時勢を洞観したる者はなし
•死をもって志を伝える
•受け継がれた志
•親思ふこころにまさる親心 ―― 松蔭と両親
•不滅の魂 ―― 松蔭が後世に遺したもの

日本再生の原動力は道徳教育にあり(八木 秀次)
•国家とは衰退するものである
•「国家の再生」は「教育の再生」から ―― レーガン政権の取り組み
•アメリカが取り入れた「日本の修身教育」
•グローバル化の中で勝ち残るために
•「道徳の時間」の課題
•日本人としてのアイデンティティー
•共同生活の中で培われた「日本の道徳」
•道徳の教科化に向けて
•誇りある日本人を育てるために

【著者略歴】
渡部 昇一 (わたなべ しょういち)

昭和5年(1930)生まれ。上智大学大学院西洋文化研究科修了後、独ミュンスター大学、英オックスフォード大学に留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.(英語学)。現在、上智大学名誉教授、「道徳教育をすすめる有識者の会」代表世話人。昭和51年、第24回エッセイストクラブ賞、昭和60年、第1回正論大賞受賞。平成6年、ミュンスター大学より名誉哲学博士号を授与される。著書に、専門の書物のほかに『知的生活の方法』(講談社現代新書)、『知的生活を求めて』(講談社)、『昭和史』(ビジネス社)、『「東京裁判」を裁判する』(致知出版社)、『日本人の品格』(ベスト新書)、『日本の歴史』シリーズ(ワック)、『読書こそが人生をひらく』『人間力を伸ばす珠玉の言葉』(共著、モラロジー研究所)など。

梶田 叡一 (かじた えいいち)
昭和16年(1941)生まれ。京都大学文学部哲学科心理学専攻卒業。文学博士。国立教育研究所主任研究官、日本女子大学助教授、大阪大学教授、京都大学教授、京都ノートルダム女子大学学長、兵庫教育大学学長、環太平洋大学学長を経て、平成26年より奈良学園大学学長。文部科学省中央教育審議会副会長・教育制度分科会長・初等中等教育分科会長・教育課程部会長などを歴任。著書に『自己意識の心理学』(東京大学出版会)、『「自己」を育てる』『意識としての自己』『自己を生きるという意識』(金子書房)、『真の個性教育とは』(国土社)、『教育評価』(有斐閣)、『和魂ルネッサンス』(あすとろ出版)、『〈いのち〉の自覚と教育(ブックレット)』(ERP)、『不干斎ハビアンの思想』(創元社)など。

岡田 幹彦 (おかだ みきひこ)
昭和21年(1946)生まれ。國學院大學在学中より、日本の歴史および人物についての研究を続ける。現在、日本政策研究センター主任研究員。月刊『明日への選択』での人物伝の連載をはじめとする執筆活動とともに、全国各地で講演活動を精力的に行っている。平成21年〜22年には、産経新聞紙上で「元気のでる歴史人物講座」を連載。著書に『東郷平八郎』『乃木希典』『小村寿太郎』(展転社)、『維新の先駆者』『二宮尊徳』『明治のサムライたち』(日本政策研究センター)、『日本の誇り103人』(光明思想社)、『日本を護った軍人の物語』(祥伝社)など。

八木 秀次 (やぎ ひでつぐ)
昭和37年(1962)生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。専攻は憲法学、思想史。人権、国家、教育、歴史などについて、保守主義の立場から幅広い言論活動を展開。高崎経済大学教授を経て、現在、一般財団法人日本教育再生機構理事長、麗澤大学教授、フジテレビジョン番組審議委員、第二次安倍内閣の教育再生実行会議委員など。平成14年、第2回正論新風賞受賞。著書に『反「人権」宣言』(ちくま新書)、『国民の思想』(産経新聞ニュースサービス)、『明治憲法の思想』『公教育再生』(PHP研究所)、『日本を愛する者が自覚すべきこと』『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)、『国家再生の哲学』(モラロジー研究所)など多数。